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2012年活動実績

1. 乳がん診療に関する情報収集及び提供事業

乳がん診療に関する国内・外の情報を収集し、医療関係者及び一般向けに、主としてホームページ(以下HP)への掲載を通じて、提供。

(1)乳がん診療ガイドラインの紹介

NCCNの協力を得、米国の「乳がん関連ガイドライン」及び「補助療法に関するガイドライン」について、それらの改訂版をニーズの高さに応じ順次翻訳し、HPを通じて紹介。

<HP掲載済ガイドライン>

◆ 乳がん関連ガイドライン(4種)
・乳癌
・乳癌のスクリーニング・診断ガイドライン
・乳癌リスク軽減
・遺伝子的要因/家族歴を有する高リスク乳がん・卵巣がん症候群
◆ 補助療法に関するガイドライン(10種)
・成人がん性疼痛 ・がん関連感染症の予防と治療 ・がんに伴う倦怠感 ・精神的苦痛の管理
・悪心・嘔吐対策 ・骨髄増殖因子 ・静脈血栓塞栓症  
・がんおよび化学療法による貧血 ・高齢者のがん治療 ・苦痛緩和医療  

(2)乳がん診療状況に関するアンケート調査結果の紹介

日本における現在の「非浸潤性乳管がん診療状況の把握」を目的に、乳がん治療に携わる専門医に対しアンケート調査を実施し(平成23年度)、その調査結果を平成24年度4月15日開催の"NCCN / JCCNB Seminar inJapan" において、東アジア地域における状況も含めて検討するとともにHPで紹介した。

(3)乳がん白書発行準備への協力

当法人の活動をもとに内外の乳がん治療の実施を報告する「白書」の発行準備に協力した。

・発行団体 : 日経メディカル開発
・編者 : 中村清吾 JCCNB 代表理事、昭和大学医学部乳腺外科教授
・監修 : NPO法人日本乳がん情報ネットワーク
・想定読者 : 乳がん診療に携わる医師・看護師・薬剤師等
・発行・仕様案 : 部数 3,000
    総ページ数 160頁
    仕様 A4版 オールカラー
    販売価格 2,500円

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2. セミナー開催事業

(1)NCCN / JCCNB Seminar in Japan


開催日時 平成24年4月15日(日) 9:30~17:30
開催場所 東京国際フォーラム、ホールD5
テ ー マ DCISにおける個別化治療 -現状と今後の展開-
スピーカー
米  国:4名 ・Joan S. McClure(NCCN副総裁)
  ・D. Craig Allred(ワシントン医科大学 病理・免疫学 教授)
  ・Benjamin O. Anderson(ワシントン大学 外科 教授)
  ・Calvin Chao(Genomic Health社)
東アジア:2名 ・Eun Sook Lee(高麗大学安岩病院 外科 胸部・内分泌部門 教授)
  ・Chiun-Sheng Huang(国立台湾大学医学院附設医院 外科 教授)
日  本:8名 ・中村 清吾(昭和大学医学部乳腺外科 教授、JCCNB 代表理事)
  ・秋山 太(公益財団法人癌研究会癌研究所 病理部臨床病理担当部長)
  ・岩田 広治(愛知県がんセンター中央病院 乳腺科部長)
  ・大野 真司(独立行政法人国立病院機構九州がんセンター 乳腺科部長)
  ・佐谷 秀行(慶應大学医学部先端医科学研究所遺伝子制御研究部門 教授)
  ・武井 寛幸(埼玉県立がんセンター 乳腺外科 部長)
  ・藤原 康弘(国立がんセンター中央病院副院長、乳腺科・腫瘍内科科長)
  ・堀井 理絵(公益財団法人癌研究会有明病院 病理部)
討論者 ・明石 定子(昭和大学医学部)
・川端 英孝(虎の門病院 乳腺内分泌外科部長 乳腺外科担当)
・徳永 えり子(九州大学大学院 消化器・総合外科)
・中山 貴寛(大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科科学講座)
・坂東 裕子(筑波大学附属病院 乳腺・甲状腺・内分泌外科)
・森谷 卓也(川崎医科大学 病理学2 教授)
・Tan Puay Hoon(シンガポール国立大学Yong Loo Lin医科大学 解剖学部准教授、シンガポール総合病院 病理部)
プログラム ・開会の辞(中村清吾)
・NCCNガイドライン最新動向(Joan S. McClure)
・DCISにおける個別化治療 -現状と今後の展開-(D. Craig Allred)
・症例検討 Case 1(堀井理恵、秋山太)
・症例検討 Case 2(武井寛幸、秋山太)
・DCISに対する治療(Benjamin O. Anderson、岩田広治)
・DCISに対するアンケート結果(Eun Sook Lee、Chiun-Sheng Huang、 中村清吾、大野真司)
・DCISに対する効果予測(Calvin Chao、藤原康弘)
・総合討論(明石定子、川端英孝、徳永えり子、中山貴寛、坂東裕子、 森谷卓也、Tan Puay Hoon、他参加者全員)

(2)2012 NCCN / JCCNB Debate


開催日時 2012年11月17日(土)・18日(日)
開催場所 ・17日 聖路加国際病院内 トイスラーホール
・18日 東京国際フォーラム ホールD5
テーマ ケースで学ぶ個別化治療の理論と実践
*ケースについては、以下の4ケースを取り上げる
(A) Her2(+) (B) Luminal A/B,
(C) Triple positive, (D) Triple negative,
スピーカー ・中村 清吾(昭和大学医学部乳腺外科教授、JCCNB代表理事)
・Robert W. Carlson(スタンフォード大学)
・William J. Gradishar(ノースウエスタン大学)
・Laura J. van’t Veer(カルフォルニア大学・サンフランシスコ校)
・Emiel J. T. Rutger(オランダ癌研究所)
討論アドバイザー 武居寛幸(埼玉県立がんセンター)
討論参加者 ・Team A Her2(+)
Monique de Bruin (スタンフォード大学)、・ Chung Yeul Kim(高麗大学)、・ 中山貴寛(大阪府立成人病センター)、 桑山隆志(昭和大学)

・Team B Luminal A/B
Sara Barnato(ノースウエスタン大学)、Jeong Joon(延世大学校)、Ching-Hung Lin(国立台湾大学医学院附設病院)、徳永えり子(九州大学病院)、川口英俊(松山赤十字病院)

・Team C Triple Positive
Sabine Linn(オランダ癌研究所)、In Hae Park(韓国国立癌センター)、坂東裕子(筑波大学)、有賀智之(都立駒込病院)

・Team D Triple Negative
Michael Knauer(リンツ・シスターズ・オブ・チャリティー病院)、石黒洋(京都大学医学部附属病院)、林直樹(聖路加国際病院)、武井寛幸(埼玉県立がんセンター)
プログラム ・11月17日(土) スピーカー講演
・11月18日(日) DEBATE
後援 富士フイルム株式会社

(3)JCCNBセミナー

欧米の国際会議にて取り上げられる重点項目を中心に会議の概略を報告した。本セミナーは、各種バイアスを抜きにしたものでup to dateなテーマを取り上げ、JCCNB中村代表理 事を中心に参加者が自由な環境のもとディスカッションをして共に学んだ。

① ASCO(全米癌治療学会議)年次総会、2012/6/1-5

開催日時 2012年6月23日(土) 10:00~12:00
開催場所 聖路加国際病院2階・トイスラー記念ホール
講師 中村清吾(JCCNB代表理事、昭和大学医学部乳腺外科教授)

② 13th St. Gallen International Breast Cancer Conference 2013 (3/13~16) 報告会

開催日時 2013年3月30日(土) 10:00~12:00
開催場所 聖路加国際病院2階・トイスラー記念ホール
講師 中村清吾(JCCNB代表理事、昭和大学医学部乳腺外科教授)

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